Winshotで大量取得した画像ファイルの名前を限られた環境で一括でリネームする。

前提条件

銀行系などセキュリティが厳密なプロジェクトに関わると、使えるソフトが限られてる環境がままあります(特にインフラ系)。そこで、「エビデンス」という名の画面ショットをたくさん撮らされることがあるのですが、後々になって名前を変えたくなることがあります。今回はその方法を紹介したいと思います。ただし、いくつかのソフトは使えることとします。

  • さくらエディタ(秀丸でも正規置換が出来ればOK)
  • MS Excel
  • だらしないファイル一覧

 だらしないファイル一覧

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ここにWS000000.JPGからWS000010.JPGまでのだらしないファイル名があります。では今回は「WS」と「0」の間に「_20151229_」という文字列を入れてみようと思います。結果としては「WS_20151229_000000.JPG」みたいな名前になります。(え?日付はファイル名の最初につけるもんだって?こまけぇこたぁいいんだよ!)

ファイル一覧を出力してエクセルに貼り付ける

コマンドプロンプトを使ってファイル一覧を出力します。

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ファイル名を右クリックして範囲を選択して、コピーして、おもむろにエクセルのB列に貼り付けて、A列には「ren」を入力します。

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ファイル名を置換する

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今回はAltキーを使って置換しましたが、正規表現で置換出来る人は正規表現を使いましょう。

今度はこのファイル名をコピペしてエクセルのC列に貼り付けます。

A列のrenがリネームコマンド、B列が変換前ファイル名、C列が変換後ファイル名になります。

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データの入ったセルを全て選択してサクラエディタに貼り付けます。

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タブ区切りになっているので、タブをスペースに変換します。タブの正規表現は「\t]です。置換後は空白になってますが、「 」半角のスペースが入ってます。

 

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置換後は以下の通りになります。よく見ると分かると思いますが、この一行一行がコマンドプロンプトのコマンドになっています。

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ファイル名をリネームする

先ほどのテキストデータをコマンドプロンプトに貼り付けると、コマンドが実行されて以下のようにイケてる感じになります。

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エクセルとエディタ環境しか無い過酷な環境でリネームをする際には、上記のような方法を使ってみても良いのではないでしょうか。